子供のわきが手術 傷跡が心配でした

子供のわきが手術 傷跡が心配でした

試行錯誤の末、病院へ行きました

子供が小学校5年生、11歳の時にわきがの手術をしました。手術を受けたのは5年生の冬休みですが、夏頃から「あれ?」と臭いが気になることが多々ありました。脱いだ衣服を洗濯機に入れる時や、持ち帰ってきた体操服を受け取った時など、えんぴつの芯の臭いを強くしたような独特のわきが臭が漂うことがあったのです。私も夫もわきが体質ではありません。でも、夫は体型が太目で汗かきなこともあり、いわゆる「汗臭い」状態にはしょっちゅうなっています。洗濯物もそうですし、通りすがりに汗臭い臭いがほわんと漂ってくることも多々あります。でも、わきがの臭いとは違って、普通の汗が臭くなった臭いのみです。

そのため、子供にわきがの臭いは汗臭さとは異なるのですぐにわかりました。でも、男の子ですし、成長過程で出る男の子特有の臭いなのかもと思い、あまり深く考えていませんでした。でも、ある時、子供が自分は病気かもしれないと言いだしました。子供自身も自分の臭いが気になっていたようで、友達からも臭いと言われたそうです。特にいじめに発展するといったことはなく、飽くまでもあっけらかんと「〇〇くん、なんか臭いぞ」と言われたそうで、子供自身でも普通の汗臭さとは違う臭いが自分から発せられていることを気にしていたみたいです。脇の臭いならばデオドラント剤で解決できるのかなと思い、ドラックストアで売られているスプレータイプのものを買ってみましたが、一時的には臭いが治まった気がするもののすぐに効果はなくなり、あまり役に立ちませんでした。

そこで、ドラッグストアの店員さんに相談してみたところ、効果が強めのクリームタイプを紹介してもらいました。一つ一つ個包装されているタイプで、使うたびに開封するので効果が強そうです。こちらはスプレータイプよりは臭いが抑えられる時間は長かったですが、やはりあまり長続きはしませんでした。困ってまたドラッグストアに相談に行ったところ、わきがは皮膚科で治療できると教えてもらい、早速皮膚科を受診することにしました。実際に先生が臭いの強さを調べたところ、うちの子供は間違いなくわきがだと診断されました。成長期特有の臭いではなく、脇の下にあるアポクリン腺という汗腺からの汗の臭いだそうです。

夫のような汗臭い人の臭いはエクリン腺という汗腺からの汗だそうで、こちらは99%が水分で1%は塩分のさらっとした汗だそうです。どちらも汗に細菌が繁殖することで臭いを発するのですが、アポクリン腺の汗は水分が80%ほどで残りは尿素や鉄分、色素などの栄養成分で粘性も高いので雑菌がより繁殖しやすく、そのため強い臭いを発するとのことでした。

うちの子供の場合は、アポクリン腺の数が標準的な人に比べて多いそうです。そのため、汗の量が人より多いために臭いも強くなってしまっているそうで、治療の第一の方法は汗を抑えることと言われました。うちも使ってみた市販の制汗スプレーは標準的な汗量の人に対して作られているので、うちの子供のような汗量の多い人では効果が追いつかないそうです。

 

大学病院で手術を受けました

皮膚科での治療は主に投薬(飲み薬と塗り薬)または程度が重い場合は手術を勧められます。うちの子供の場合は症状が重めだったので、早い期間での完治を目指すならば手術を勧められました。ただし、その場合は診察を受けた皮膚科クリニックでは受けることができないので、紹介状をもらって別の病院で受けなければなりません。というのは、子供のわきが手術はどこでもできるものではないそうです。大人とは異なる特殊な麻酔が必要となり、子供の小さな体にメスを入れるため、より高度な技術が求められるので、設備が整った病院でないと対応しないそうで、実際に子供の手術は行わない方針の医療機関は多いとのことです。

また、わきが手術では保険治療が適応となる剪除法と呼ばれる術法が最も多く行われるのですが、この術法は脇に5cmほどの切込みを入れて切開するのでしばらく傷跡が残ります。子供の場合は今後の長い人生がかかっているので、技術のある外科医の元で手術を受けることがより好ましいので、しっかりと信頼できる医療機関を選ばなければいけません。うちの場合は診察を受けた皮膚科クリニックの先生が信頼できる方だったので、その先生が紹介してくれた大学病院で受けることにしました。

とはいえ、実際に問診を受けてなにかが違うと思えたらその時は別の病院を探そうと思って臨みました。いざ、大学病院で診察を受けましたが、淡々としてはいたものの、しっかり説明して頂き、設備も十分すぎるほど整っていたので信頼して手術をお願いすることにしました。受診したのは秋頃でしたが、手術のタイミングは3週間ほどある冬休みにお願いしました。剪除法で行うわきが手術は実際に切開するので、術後の経過でダウンタイムが必要になります。しばらくは包帯でぐるぐる巻きになりますし、実際に痛みも残るので力が入れられるようになるまで数日を要し、その間はそちら側の腕は使えません。

そのため、両脇を手術することになると、片方の腕が治ってからもう片方を行うということになるので結構な時間を要し、また、わきがというデリケートな手術であることからあまり学校を休んで目立ちたくないという配慮もありました。冬休みは年末年始がかかってしまうので、うまくその日を避けてスケジュールを組んでもらうことができ、無事に手術を受けることができました。心配していた傷跡は、術後はミミズバレのような、内出血が目立つ状態でしたが、日を追うごとに色が薄くなってきました。2〜3ヶ月はよくみると傷跡が残っている状態ではありましたが、半年も経つとキレイさっぱり消えていました。

先生の縫合技術が高かったことと、子供なので新陳代謝が良いために肌の生まれ変わりも正常に行われたせいもあるのかなと思います。もっと大きくなって、思春期のお年頃になったらわきがはもっと大きな悩みになってしまうと思うので、小学生の段階で完治することができて良かったともいます。また、信頼できる医療機関がすぐに見つかったこともとてもラッキーだったと思っています。